ただ興味深いのは、CS60にこうした反応があるのは、通常人がくすぐったさを感じる部位とは必ずしも一致しないこと。
通常、人がくすぐったさを感じるのは、耳、首すじ、脇の下、手の甲、膝の裏、足など主に皮膚の表面近くを動脈が通り、自律神経が集中している場所だそうです。体の急所として守るべき部位のため、脳がストレス反応を示し防衛する行動が誘発されるようです。
ところが、CS60で施術をしていると、こうした部位にはくすぐったさを感じず、それ以外の腹部、背中、肩回り、足の甲など意外な場所でくすぐったさを感じる場合があるのです。
CS60の講習では、くすぐったい部位は危険信号と教わります。“くすぐったさ”は、“少々痛い”や“痛気持ちいい”よりも耐え難いことから、その部位の代謝が悪すぎて、痛みの感覚を正常に感知できない状態にある可能性があります。
事実、施術を繰り返していくと、くすぐったさは痛みに変化し、さらに代謝が改善すると痛みも消失していくことが多々見受けられます。
施術の経験からすると、激しいトレーニングの後で筋肉が疲労・興奮状態にある場合もくすぐったく感じられることがあるようですが、これは一時的なもので問題はないように思われます。一方で、さほど筋肉を使っていない場所でくすぐったい部位は施術により代謝を促すことをお勧めします。
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