そういえば、野生の動物は、自分の行動判断が元で怪我をしたり、病気になることはほとんどないだろう。それは、身体の声を聴くことができるからだ。CS60というヒーリングデバイスは、それを通じて身体の声を聴くことができる道具と言えるだろう。
生物には、自分の命を守る、或いは体を健全に維持するための完結したシステムがある。身体の声とは、その完結したシステムが発するアラートと言える。野生動物は、この身体の声に忠実だ。ヒトは、野生動物とは異なり、このシステムとは別に、もう一つのシステムも持っている。
この新しいシステムがあるお陰で、ヒトは野生動物にはできないことをたくさんできる。一方で、逆に元々備わっていた生命維持のシステムからすれば、この新しいシステムに頼りすぎていると、それが発する情報は元のシステムにとっては逆に干渉ノイズとなり身体の声が大変聞きづらくなってしまう。
身体の痛みや機能不全などの不調のほとんどは、生活習慣など主には当人の決定により招いたものと言える。逆に言えば、身体の声にきちんと耳を傾けることができれば、自分の身体に備わっている元々の力で回復可能だと言える。
福岡市美術館に展示の作品とCS60
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